2017年11月号
Theme of this month
運動・食事・禁煙で改善!
冷えに負けない体づくり
部屋を暖かくしているのに、腰や手足が冷たく感じることはありませんか?
これから冬が本格化するにつれ、“冷え"を感じる機会が多くなってくるのではないでしょうか。ただ「寒い」「冷たい」というだけではなく、「肩こり」「関節痛」「頭痛」など様々な症状が起こることもあります。原因は多岐にわたり、冷えを感じる大きな理由は「生活習慣」といっても過言ではありません。
では、「生活習慣」の何が関係しているのでしょうか。密接に関連しているものを3つご紹介します。
冷えの主な原因
人は、筋肉や血管の収縮によって体温を上げようとします。筋肉量が少ない、あるいは運動不足の場合は、熱を作り出す力が弱くなります。さらに、極端な食事制限を伴うダイエットやエネルギー不足は、脂肪よりも筋肉を落としてしまうため、冷えを感じさせやすいといえます。また、喫煙は急激に血管を収縮させ、血液の流れを悪くするため、手足など末端が冷えやすくなります。
これらの根本的な原因を解決することが、冷えにくい体質への近道といえます。
冷えの主な原因
- 運動不足
- 栄養バランスの偏りや欠食
- 喫煙
おすすめの対策
1.運動
かかとの上げ下げや手首・足首を回すなど、冷えを感じたときに体を動かすことで血行が良くなります。さらに、筋肉量を増加させるためにも、ウォーキングや筋トレなどを定期的におこなうことをおすすめします。
2.食事
主食・主菜・副菜が揃う、定食のスタイルがおすすめです。筋肉を作るためには、魚や肉・卵などに多く含まれるタンパク質が必要なので、毎食摂るようにしましょう。今が旬のブリや牡蠣を使って、鍋料理を作ってみてはいかがでしょうか。また、1日3食を規則正しく食べ、欠食がないようにしましょう。
3.禁煙
くち寂しくなったときには、清涼感の強いミント味のガムや禁煙補助薬など、市販のものを上手く利用しましょう。一定の条件を満たせば保険適用での禁煙治療も可能です。
この冬は冷えに強い体をつくり、元気に乗り切りましょう。
(管理栄養士:髙田)
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主食
山芋入りにら粥
今月は、精がつくため別名「山のうなぎ」とも呼ばれる山芋を使ったレシピをご紹介します。朝晩の冷え込みが厳しくなってくるこの季節には、免疫力が下がり風邪を引きやすくなります。山芋に含まれるアミラーゼ(消化酵素)は消化吸収を促し、滋養強壮に効果があるとされています。
体を温め、免疫力アップで風邪を予防しましょう!
1人分:エネルギー387kcal
- たんぱく質 11.7g
- 炭水化物 64.1g
- 脂質 6.0g
- 食塩 2.1g
材料(2人分)
- ごはん 茶碗2杯分(約300g)
- 水 4カップ
- 山芋(長芋) 100g(5cm幅)
- にら 1/2束
- 卵 2個
- しょうゆ、塩 少々
作り方
- にらは約2cm幅に刻む。
- 山芋は皮をむき、1cm角に切る。
- 卵は溶いて塩を少々いれておく。
- 鍋にごはんと水と山芋を入れ、火にかける。
- 煮立ったら弱火にし、山芋がやわらかくなるまで煮る。
- 山芋がやわらかくなったら、にらとしょうゆ少々を入れ、さっと火を通す。
- 塩を加えた卵液を流し入れ、ふたをして火を止める。
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