2018年3月号
Theme of this month
自律神経を整えて
春を迎えよう!
冬から春にかけての季節の変わり目は、日々の気温の変化が激しく、また4月からの新しい生活など、環境の変化を迎える方も多い時期です。急激な気温の変化や新しい環境に伴う緊張感や不安感は、身体の体温調節や代謝を司っている自律神経に影響を及ぼし、不調が現れることがあります。
自律神経とは、自分の意思とは関係なく身体の内外の刺激や情報に反応して身体の機能をコントロールする神経のことを指します。例えば、暑いと汗をかく、物を食べると消化されるなど、自分の意思でできないことは自律神経の作用によって行われます。
「交感神経」と「副交感神経」
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つに分けられます。
交感神経
主に日中に活発になります。運動・活動をしているとき、緊張・ストレスを感じているときに働きます。血圧・心拍数を上げるなどの作用があります。
副交感神経
主に夜間に活発になります。眠っているときや、リラックスしているときに働きます。血圧・心拍数を下げ、消化器系の働きを活発にする作用があります。

自律神経の働きを整えるための生活習慣
睡眠
睡眠中は副交感神経が最も働く時間帯であり、心身の疲労回復に効果的です。就寝2時間前にはテレビ・パソコン・スマホの使用を避ける、寝室は明るい照明を避け徐々に暗くするなどの工夫で良質な睡眠をとりましょう。また、体内時計のリズムを維持するためにも、早寝・早起きを心がけましょう。
食事
1日3食、時間を決めて規則正しい食事をしましょう。水分をしっかりとることや、自律神経を整える働きがある味噌・納豆・ヨーグルトなどの発酵食品もオススメです。
運動
夕方までに軽い運動をすることで、自律神経の働きを高め、質のよい睡眠につながります。自分のペースでできる、ウォーキング・ジョギング・サイクリングなどが適しています。
入浴
38~40℃くらいの、ややぬるめのお湯がよいでしょう。のぼせるまで入ることはせず、気持ちいいと感じる時間だけ浸かるようにしましょう。
自律神経を整えて、気持ちのいい春を迎えましょう!
(保健師:澁井)
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主菜
メバルの
アクアパッツァ
今が旬のメバルは春を告げる魚「春告魚(ハルツゲウオ)」と呼ばれており、良質なタンパク質やカルシウムを豊富に含みます。カルシウムには骨粗鬆症や高血圧の予防効果があります。今回は同じく旬を迎えるアサリを加え、春らしく彩り鮮やかなレシピをご紹介します!
アクアパッツァのスープに、バケットを浸して食べるのもオススメです。
1人分:エネルギー238kcal
- たんぱく質 12.9g
- 炭水化物 5.2g
- 脂質 14.4g
- 塩分 3.0g
材料(2人分)
- メバル 1尾
- アサリ 10個
- ミニトマト 6個
- グリンピース(冷凍) 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 小さじ1
- にんにく 1かけ(スライス)
- 白ワイン 100ml
- ドライパセリ 適量
作り方
- メバルの内臓、えら、うろこを取り除く。
- アサリは砂抜きして、よく殻を洗っておく。ミニトマトはヘタを取り、大きければ半分にカットしておく。
- フライパンにオリーブオイルを熱して、にんにくを入れる。
- 香りが出てきたら、メバルを入れて両面こんがりと焼き色をつける(メバルの中まで火が通っていなくてOK)。
- アサリ、ミニトマト、グリンピース、白ワイン、塩を入れたら蓋をして弱火で10~15分蒸し焼きにする。
- ドライパセリを適量振って完成。
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