2018年12月号
Theme of this month
風邪?インフルエンザ?
違いを知って
早めの予防・対策を
風邪の症状と似ていても、より注意が必要なインフルエンザについて予防と対処法をしっかりと身につけましょう。
風邪とインフルエンザの違い
風邪はさまざまなウイルスによって起こります。一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで起こります。風邪のウイルスと比べ、インフルエンザウイルスは感染力が非常に強く、例年の集団感染に繋がります。
風 邪 | インフルエンザ | |
---|---|---|
症状 | 鼻水やのどの痛みなどの局所症状。 | 38℃以上の発熱やせき、のどの痛み、全身の倦怠感や関節の痛みなどの全身症状。 |
流行の時期 | 通年ひくことがあります。 | 1~2月がピークで、4~5月まで散発的に流行することも。今年度は例年よりも早い9月に流行し、学級閉鎖も出ています。 |
インフルエンザの予防
「飛沫感染」と「接触感染」の2つの経路から予防することがポイントです。
手洗い
こまめに手洗いを行い、ウイルスを除去しましょう。アルコール製剤による手指衛生も効果があります。
湿度の調整
乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つと、ウイルスの活動を抑えられます。また、短時間でもよいので定期的に部屋を換気しましょう。
抵抗力をつける
身体の抵抗力を高めるために、十分な休息とバランスの取れた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
流行前のワクチン接種
インフルエンザの発症を抑え重症化予防にも繋がるため、流行前の12月中旬までにワクチンの接種を終えておきましょう。
インフルエンザの症状が出たら
せきやくしゃみが出るときには、周囲へうつさないために必ずマスクを装着しましょう。一般的なガーゼマスクよりも、不織布製のマスクのほうがウイルスを通しづらいため効果的です。
とっさのせきやくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないことが大切です。
左上表の症状以外にも呼吸困難感、息切れ、胸痛、消化器症状が見られる場合は重症化のサインです。早めに医療機関を受診しましょう。
また、症状が出た場合は、外出を控えて安静にし、睡眠を十分にとることが大切です。症状がある間は、汗をかいたときや脱水症状の予防のためにもこまめに水分を摂取しましょう。
(保健師:今井)
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主菜
ニラたっぷり厚揚げ麻婆オイスター風味
食べごたえのある厚揚げを使用した一品です。ニラに含まれるアリシンの殺菌作用と、アツアツのとろみによる体温アップのダブルの効果で、体調管理をしていきましょう!
1人分:エネルギー294kcal
- たんぱく質 18.3g
- 炭水化物 10.6g
- 脂質 19.4g
- 塩分 2.8g
材料(2人分)
- 厚揚げ 2丁(1丁150g)
- 豚赤身ひき肉 200g
- ニラ 1把
- 長ネギ(白い部分) 1本
- 生姜 1かけ
- オイスターソース 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 酒 大さじ2
- 片栗粉 適宜
- 鶏がらスープの素(粉末) 小さじ1/2
- ごま油 大さじ1
作り方
- ごま油で長ネギと生姜のみじん切りを香りが出るまで炒め、豚赤身ひき肉を加えて色が変わるまでさらによく炒める。
- オイスターソース、醤油、酒を加える。
- 一旦火を止め、水200cc、鶏がらスープの素(粉末)を加える。
- 弱火で煮立たせる。
- 一口大に切った厚揚げとざく切りにしたニラを加える。
- ニラに火が通ったら、水溶き片栗粉でとろみをつける。
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