2021年8月号
Theme of this month
「お酒の量、増えていませんか?」
~健康を守るための家飲みルール~
新型コロナウイルスによる外出自粛が続き『、家飲み』や『オンライン飲み会』といった飲酒の機会が増えた方も多いのではないでしょうか。自宅での飲酒は自分のペースで楽しめる半面、時間や金銭面などの制約が少ないため、以前より飲酒量が増えたという方が増加しています。今回は、健康に留意し飲酒を楽しむために「健康を守るための家飲みルール」をご提案します。 ※厚生労働省「健康を守るための12の飲酒ルール」を参考に作成
適量を守り、週2日は休肝日を設けよう
1日の適正な飲酒量は、男性の場合平均して1単位=2ドリンク(純アルコール20g)以下です。女性や高齢者は肝臓でのアルコール代謝能力が低いため、ビールであれば350ml1本を目安にしましょう。また、肝臓を休めるため週2日は休肝日を設定しましょう。
水を手元に置いて会話を楽しもう
オンラインでは会話のテンポが掴みにくいため、手持ち無沙汰で飲酒量が多くなりがちです。アルコールは利尿作用が高いため脱水状態に陥りやすくなります。お酒と同量を目安に、一緒に水も飲みながら会話を楽しみましょう。

食事を楽しみながらゆっくり飲もう
空腹での飲酒は、アルコールの血中濃度が急激に上昇し悪酔いしやすくなります。必ず食事をとりながら飲むようにしましょう。

終了時間を決めて飲み過ぎを防ごう
ダラダラ飲み続けるのを防ぐため、タイマーの設定や終了時間を決めておくなど「お開きの時間」を作り、飲み過ぎてそのまま寝てしまうことがないようにしましょう。就寝前の飲酒は睡眠を浅くし、途中覚醒しやすくなります。
適正量のお酒は心身のリラックス効果がありますが、飲み過ぎは体に害を及ぼします。ご自身の健康を意識してお酒を楽しみましょう。
(管理栄養士:太田)

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り
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シ
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主菜お酢のパワーで食欲増進!
手羽元と卵のさっぱり煮
本格的な暑い夏がやってきましたね。今回は酢を使ったさっぱり煮のレシピをご紹介します。酢には、肉を柔らかくするだけでなく、唾液や胃液の分泌を活発にして、食欲増進してくれる効果も期待できるので、暑くて食欲のない時にもおすすめです。おつまみにも合いますので、ぜひお試しください。
1人分:エネルギー340kcal
- たんぱく質 24.5g
- 炭水化物 17.1g
- 脂質 17.6g
- 塩分 2.6g
材料(2人分)
- 鶏手羽元 4本
- 卵 2個
- しょうが 1かけ
- にんにく 1かけ
A
- 酢 50ml
- 水 100ml
- 醤油 大さじ2
- 砂糖 大さじ3
- いりごま 小さじ1
作り方
- 鶏手羽元はペーパータオル等で水気をふき取る。卵は水から10分茹で、殻を剥いておく。
- しょうがは皮付きのまま薄切りにし、にんにくは軽く潰しておく。
- 鍋にAと(2)を入れ、煮立たせる。
- 煮立ったら(1)を入れ、落し蓋をして中火で20分程度、時々上下を返しながら煮込む。
- 器に盛り付け、いりごまをふりかける。
ワンポイントアドバイス
手羽元は皮目を下にし、骨に沿って2か所キッチンばさみや包丁で切り込みを入れると、火が通りやすくなります。
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