2022年5月号
Theme of this month
マスク生活と口腔内環境
新型コロナウイルス感染予防のため、マスクを着用する生活が日常となりましたが、口腔内に悪影響があることをご存じでしょうか。私達は通常は鼻呼吸をしていますが、マスクをしていると暑さや息苦しさにより、口呼吸になりがちです。口呼吸になると様々なトラブルが起こりやすくなります。
口呼吸のリスク
風邪や感染症にかかりやすい
鼻には細菌やウイルスを体内に取り込まないようにする機能が備わっており、風邪や感染症を予防します。しかし、口呼吸では体内に直接侵入してしまうため感染症のリスクが高まります。
虫歯や歯周病リスクが高くなる
唾液には口腔内の細菌増殖を抑え、汚れを洗い流すなどの自浄作用があります。口呼吸では口腔内が乾燥し、唾液の自浄作用が働かず、汚れが付 着しやすくなり、虫歯や歯周病の原因菌も繁殖します。また菌の繁殖により口臭がきつくなることがあります。
口腔内トラブルの予防法
鼻呼吸を意識する
無意識のうちに口呼吸になりがちなので、意識的に鼻から息を吸い、鼻から吐き出すようにしましょう。
スマートフォンやパソコンを使うときの姿勢は気道の確保がしにくく、呼吸がしやすい口呼吸になることも原因のひとつといわれています。長時間使用する時は、目線を上げて使用することが有効です。
よく噛み唾液の分泌を促す
よく噛むことで唾液が分泌されます。食事は定食を選び、副菜は根菜類・きのこ・こんにゃくなど食物繊維が多いものや弾力があるものにすると、自然と噛む回数が増えます。また、間食で小魚・ナッツ類・あたりめなどを取り入れることも効果的です。
マスク着用時は、鼻呼吸を意識し、口腔環境を整えて感染症を予防しましょう。
(管理栄養士:迫田)
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主菜意外と簡単、しかも“映えるっ!”
真鯛のアクアパッツァ
今月は、豪華に見えてとても簡単なアクアパッツァをご紹介します。真鯛はたんぱく質が豊富で、しかも低脂肪なのが特徴です。ミニトマトはビタミンが豊富で、たんぱく質の吸収を促進してくれるのもポイントです。また、あさりをプラスすることで旨みが増すだけでなく、摂取しづらいミネラルも同時に摂れます。
1人分: エネルギー 289kcal
- たんぱく質 21.6g
- 炭水化物 2.7g
- 脂質 19.2g
- 塩分 1.9g
材料(2人分)
- 真鯛(下処理済) 1尾
- 塩 適量
- コショウ 適量
- 白ワイン 100cc
- あさり 100g
- イタリアンパセリ 適量
- オリーブオイル 大さじ2
A
- ミニトマト 10個
- ブラックオリーブ 6個
- ニンニク 1かけ(つぶしたもの)
作り方
- あさりは砂抜きする。
- ミニトマトは横半分に切る。
- イタリアンパセリは粗く刻む。
- 真鯛に塩コショウをする。
- オリーブオイルを熱したフライパンで真鯛の両面をこんがり焼く。
- Aを加えさらによく炒める。
- 白ワインを加え真鯛に火を通す。
- 汁気が足りなければ水を足し、あさりを加えフライパンに蓋をして蒸す。
- 仕上げにイタリアンパセリをふる。
※真鯛を裏返すときは、崩れやすいので丁寧に。
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