2022年8月号
Theme of this month
夏に気をつけたい食中毒
厚生労働省では、食品衛生管理の向上のため8月の1ヶ月間を「食品衛生月間」と定めています。そこで今回は、夏に多い細菌による食中毒についてお伝えします。家庭でできる予防のためのポイントを実践し、食中毒を防ぎましょう。
夏の食中毒の原因は?
食中毒の主な原因には「細菌」と「ウイルス」があり、夏には腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラなど、細菌が原因となる食中毒が多く発生します。食中毒を引き起こす細菌の多くは、人の体温に近い温度で増殖のスピードが最も速くなり、さらに湿気を好むため、高温多湿になる夏に細菌による食中毒が増えるのです。
食中毒予防のポイント
食中毒予防の原則は、細菌を食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」ことです。これらを実践するために、6つに分けてポイントを紹介します。

(管理栄養士:阿部)
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主菜中華の定番料理で夏を乗り切ろう!
トマトと卵の中華風炒め
暑い夏にさっと作れるレシピをご紹介します。トマトに含まれるリコピンには、皮膚のダメージや老化を促進する活性酸素を減らす働きがあるため、日差しの強い真夏にはピッタリの食材です。リコピンは油と相性が良く、さらに加熱することで吸収率が約3倍になります。お好みできくらげやニラ、豚肉などを一緒に入れてアレンジしてもおいしく召し上がれます。
1人分:エネルギー272kcal
- たんぱく質 11.9g
- 炭水化物 8.5g
- 脂質 21.9g
- 塩分 1.6g
材料(2人分)
- トマト 2個
- 卵 3個
- 鶏ガラスープの素 小さじ1/2
- 塩・こしょう 少々
- サラダ油 大さじ2
- オイスターソース(なければ醤油) 大さじ1
注意点
卵の殻にはサルモネラ菌が付着している場合があります。調理の直前に割り入れ、卵を触った後は手をよく洗いましょう。
作り方
- トマトはへたを取り8等分のくし形にし、さらに半分に切る。
- ボウルに卵を割りほぐし、鶏ガラスープの素、オイスターソース、塩、こしょうを混ぜて卵液を作る。
- フライパンにサラダ油(大さじ1)を引き、(2)を流し入れて中火で半熟状になるまで混ぜながら炒め、いったん取り出す。
- フライパンに残りのサラダ油を引き、トマトを入れて崩さないようさっと中火で炒め、(3)を戻して混ぜ合わせたら火を止め盛りつける。
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